ワンエクロゴ

Papua New Guinea遠征記 〜Wonder Sea Explorer〜

こんにちは。
ワンエクガイドの木村です。
2月10〜17日(結果18日の帰国となるのだが)でパプア・ニューギニア、キンべ湾のワリンディプランテーションリゾートへ遠征してきました。

僕がパプアに初めて行ったのは今から22年ほど前の話。
末期癌で余命宣告を受けていたゲストから「死ぬ前にPapua New Guineaで潜りたいっちゃん」という相談を受けたのがキッカケ。奥様と話しあった結果「ではやりましょう!」となって、知り合いの旅行会社にミリンベイ発着のクルーズボート、MVシャータンを手配してもらった。
仲の良かったチームメンバー総勢10名で船を貸切。
件のゲストは1日1本だけ潜りあとはデッキチェアで景色を眺めつつ大好きなワインを飲んで人生最後の海旅を満喫していた。
僕らはといえば、オーストラリアスタイルの自由なセルフダイビングで海を満喫した。
凄まじい魚影、圧倒的な珊瑚や付着生物、時折現れる大物、探せばバンバン見つかるレアな生物、、、
「ここならもう誰でも名ガイドだな!」なんて盛り上がっていた。

思えば当時はシパダンの水上コテージなどリゾートへの企画が多くこのクルーズは僕にとって初めてのダイビングクルーズだった。
とにかくはまった僕は翌年もチャーターで再びこの地を訪れた。
まだ見ぬ海への憧れを体現してくれる海、そしてクルーズの楽しさを実感した海。
それがパプア・ニューギニアだった。

あれから22年。
中村卓哉さん撮影のワイルドライフでパプアニューギニアの海を思い出した僕は再びこの地を訪れることを決意したのである。

22年前、当時お世話になっていた旅行会社から散々脅されていた。
・マラリア対策で絶対素足を晒さないように
・怪我したらハエに卵産まれるから絶対怪我しないように
そして三つ目が
「国内線の運行状況は予測不能。とにかく早めに空港に行って早めにチェックインしないと予約してても席なかったり、直前で飛ばなくなったり、、、なるべく一日余裕を持って企画するように」


今回、僕らは三つ目の忠告をまざまざと思い知らさられることとなる、、、

パプアニューギニアへの道

パプアニューギニアへの移動は一般的にはフィリピン経由が多いようだが、全国各地から集合となるワンエクチームは合流なども考えシンガポール経由で向かうことにした。
福岡、名古屋、羽田よりシンガポール。エアニューギニアに乗り換えてポートモレスビーへ。
そして国内線乗り換えとなるのだが直前まで国内線の運行時間が二転三転。

キンベのホスキンス空港にたどり着いたのは当初の予定より2時間以上遅い午後1時。そこから悪路をマイクロバスに揺られて1時間ちょい。

ついにリゾートへ到着!
ランチ食べてバタバタ準備して、チェックダイブは近場のポイント。
雨の影響でドロドロニゴニゴ・・・
暗雲立ち込めるスタートとなった。

晩御飯はビュッフェスタイル!毎日デザートまで美味しくいただきました。
BBQのキンベ牛、絶品でした!

ランチはアラカルト(ダイビングの日は船の上で簡易ビュッフェ)。

リゾートの目の前で毎晩満開のサガリバナ。
日本のより香りが薄い??
そして猫が2匹。猫好きにはたまらん至福のリゾート。

パプアニューギニアの海

ワンエクのクルーズは「何か目的の生物に会いに行く」という目的思考ではない。
会えたら成功、会えなかったら失敗ではなく、ここにしかない海を感じたい!
それは海外企画でも同じ。

キンべのダイビングは流れもそれほど強くなくて潜りやすい海だった。
雨季(とはいえずっと雨が降り続いたのは1日だけ)ということもあり透視度は若干低め。
ガイドも毎日コミュニケーションを取ることで僕らのスタイルを理解してもらい後半はかなり自由にやらせてもらえた。
付着生物(海綿やサンゴ、ヤギ類、ウミシダなど)の多さは相変わらずだし魚影も濃い。
浅場のサンゴは高水温による白化の影響かガレ場も多く以前圧倒的な規模で群ていたパープルビューティは激減していた。
それでも多様な付着生物と多種類の魚影が交錯する海は相変わらず迫力満点だ。

僕は「太古の海だな」って思ったし、かな子は「生命力の圧を感じた!」って興奮してた。
ゲストの皆さんもそれぞれの思うパプアを切り撮っていた。
この海をどう感じるかは人それぞれで良くて、みんなで過ごす楽しい時間こそ大切にしたい。
僕らはいつも、そう思ってます。

Photo by Itaru.N

特にバラクーダは圧巻だった!

⬇️まとめ動画3分です

海以外も面白い!

ワリンディではダイビング以外の身近な観光トリップも楽しめる。
夜の蛍の木へのトリップは素晴らしかった。

写真は難しいけど💦

最終日の午後はホットリバーという温泉が流れてる川へ。

硫黄の匂いもしてまさに温泉!

リゾートライフ
プランテーションリゾートのオーナーはオーストラリア人のCecilie & Max Benjaminさんご夫妻。

ダイビングマネージャーのコーリンをはじめ現地のガイド、リゾートのスタッフもみんさん笑顔でとっても感じが良い。
原始共存社会の名残も色こくてリゾートではそれぞれがスキルに応じて、それこそひたすらゴミを集めて回る人や庭や歩道を掃いている人、一晩中夜警の人、ドリンクバーのスタッフ、フロントにいる方、、、など多種多様な分業システムで運営されていた。
みんな笑顔で挨拶してくれるし、伝言はちゃんと伝わっているし、何かと声かけてくれたりすごい気を遣ってくれてリゾート滞在中は不愉快な思いをすることなど一度もなく、実に快適に過ごせた。

果てしない日本への帰り道

6時半出発の飛行機に乗るため現地リゾートを出発したのは夜中の4時。
空港についてチェックインが始まったのは6時半。チケットのボーディングタイムは7:30になっていたがそんなこと説明するボードも無いし、文句を言ってる現地の方もいない。

そして7時半になっても一向に呼び出される気配はない。
聞いてみると2時間遅れになるのだという。
ポートモレスビーからシンガポールへの飛行機は14時半。
ま、ギリギリ間に合うか?と思いつつポートモレスビーの旅行会社スタッフに連絡。

余談だが、今回お世話になったPNGジャパンはパプア専門の旅行会社でポートモレスビーに現地スタッフが常駐している。
これは本当にありがたいしいろいろ頼りになった。

「こっちの動き見てますがどうも間に合うか微妙かもしれません」
という返事。
聞くたびに遅くなる出発時間に嫌な予感は高まる。

結局飛行機が飛んだのは13:30だった。
8時間、ローカルのベンチしかないような空港で待ちぼうけ。

ポートモレスビーについたのは15時すぎ。当然乗り継ぎには間に合わず、1日延泊が決定。(ポートモレスビーからのシンガポール行きは1日1便なのだ)
もう帰りたくてしょうがない、という感じのエアーニューギニアの受付スタッフに乗り継ぎできないから対応してくれ、んで今日のホテル手配してくれ、って伝えるもまたもや待ちぼうけ。

「乗り継ぎに関してはシンガポールまでは責任持つがそこから先は自己対応でやってくれ。ホテルはこれから手配する。」
という回答。しかし、宿泊先のホテルが決まったのは2時間後だった、、、
PNG現地スタッフの尽力のおかげでポートモレスビーではかなりランクの高いホリデイインホテルへ移動して今度はチェックインに1時間。
なんでいちいちこんなに時間がかかるんだ、、、
その間も航空会社に連絡をとり続けなんとか翌日のフライトへの振替を確保。
電話代は5万超え。
JALの神対応、感謝しかない。

翌朝、フライトまで時間があるのでみんなは半日観光へ。

僕は空港でシンガポールまでのチケットの確認。
全部OKって言われてみんなと合流してランチ。
再び空港に戻りチェックインカウンターでまた1時間足止め。
「さっきOKって言ったじゃないか!」流石にキレる💢よ💦

人はいいけどシステムが悪い?という一言に尽きるように思う。
良くも悪くも競争があまりない、そして一族縁故主義の社会では公共サービスの質の向上など望むべくもない、、、

ランドツアーのガイドさんと少し話をしたんだけど、コロナ以降日本人はほとんど来ていないよ、ということだった。

陸も海も魅力たっぷりなのは間違いない。
しかし「めっちゃいいから絶対行ったほうがいいよ!」って自信持って言えるか?と言われたら二の足を踏まざるを得ない、、、
それでもまた行きたい!って思う、もっと知りたい!って思う海があるのは間違いない。

ツアー企画してみるか!という方はPNGジャパン様にご相談を。
覚悟を持って企画して、あとは運を天に任せるのと、1日程度遅れても大丈夫!なメンバーで。
現地にスタッフさんいるので何かあっても一人じゃない!という心強さもある。

ということで、いろいろ勉強になって、ほんでいろいろとっても思い出深いツアーとなりました。
ご参加いただいた皆様、PNGジャパンスタッフの皆様、本当にお世話になりました。
パプアでクルーズ、いつかまたやりたいな〜!!!

来年はラジャアンパットの海を感じに行くのだ!!

2027年1月29日ー2月6日羽田発着
資料のご請求は⬇️までお願いします。
https://wonder-sea.com/contact/
(備考欄にラジャ資料、とご記載ください)




2026.03.01木村 尚之

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