2025.02.01
トカラクルーズ 虎の穴修行編
3日目
ダイビングポイント
小臥蛇島 ブルーウォーター
臥蛇島木場立神 ブルーウォーター
芽瀬
この日は臥蛇島周辺までやってきた。まずは小臥蛇島周辺のポイントを探るが、今日もまたどうにもこうにも潮が合わない…。どこもかしこも爆流で、潜るというレベルの話ではないようだ。1時間ほど船で彷徨ったものの、良きポイントには潜ることができず、風裏のブルーウォーターを漂って、何か大物が出てくれたらいいなぁと先行して行ったが、無念の惨敗…。通称「やじろべぇ」プランクトンはいっぱいいたけど。笑
続いてお隣の臥蛇島へ。シンボル立神岩は今日も豪快に立ち上がっている。カツオドリたちがこの周辺を飛び回っている姿はめちゃめちゃカッコいい。ガラパゴスやマルペロ島などの絶海の孤島によく似た景色。まぁこのトカラも臥蛇島もまさに絶海の孤島なんだな。
ここでも潮が上手く合わない。なんだか今回のトリップは、潮に翻弄されている。まぁ仕方のない話だけれども。そして、波の当たりも良くないので、比較的穏やかなリーフ内をブルーウォーターで流すことに。また若干の嫌な予感が過ったが、今回はこの選択が功を奏した。EN直後は、文字通り青の中を漂い、ひたすらに、やじろべえと戯れているだけだったが、刹那、僕らの真下からツムブリの一段がグワっと湧き上がり、一瞬にして魚群に飲み込まれた。その群れが去ると、今度は上から、横から斜めから、後ろから前からと、次々とツムブリの大群が押し寄せる。気づいた時には僕らはツムブリのナブラの真下に入り込んでいた。水面付近で繰り返されるツムブリの猛烈なアタック。ここまで見事なナブラに潜り込めることも、なかなかない。大興奮の貴重な体験となった。
そして、また移動しながら、今度はトカラを代表するビッグポイント芽瀬へ向かう。時間が押し、エントリーする頃には、陽も傾いてきて、かなり水中は暗かったが、やはり芽瀬は雰囲気がある。何かがやってきそうな気配を感じながら周囲を見回していると、亡霊の如くハンマーヘッドの群れが群青に浮かび上がった。明らかに、僕たちを見にきている様子。僕らの四方を周遊し、皆を楽しませてくれた。
なかなか海のコンディション的には厳しい状況が続いていたが、このダイビングで参加者の皆さんもテンションが一気に戻ってきた様子。なんだかんだ、やっぱり大物との遭遇は心が躍るものですね!