2024.05.31
ハンマーの群れとタイガーシャークとの遭遇が定番になりつつある春のワンエク薩南トカラクルーズに再び乗船
Photo & Text:Wonder Sea Explorer Under water photo Trooper Takaji Ochi
前回のリベンジなるか?!タンカーが芽瀬に座礁!の報から始まったゴールデン・ウィーク薩南トカラクルーズ
2024年3月22日からのWonder Sea Explorer(以後ワンエク)奄美~枕崎トカラ列島縦走北上クルーズ、その後のトカラ調査クルーズに続き、4月26日から5月3日までのゴールデン・ウィーク薩南トカラクルーズに乗船した。
前回は過去最悪のコンディション(枕崎出港だったら間違いなく欠航)だったので、もうあれ以上は無いと心に言い聞かせて鹿児島へ向かった。しかし、すでに不穏な情報が耳に入ってきていた。私が乗船する前のクルーズ期間中、なんとトカラのメインポイントである芽瀬に韓国籍のタンカーが座礁したというのだ。船員は全員無事救出されたものの、オイルが漏れていて、その回収作業の作業船や海保の巡視船が芽瀬近海にいるため、しばらく芽瀬には潜れないだろうという・・・何という不運(涙)。
当たり前のように続く不運は今年初詣に行かなかった事と、前厄が原因と判断して厄払いにまで出かけて今回のゴールデンウィーククルーズに挑むことに。
トカラ縦走との違いは、鹿児島県の枕崎出港、枕崎帰港。どちらかと言うと口之島を中心としたトカラ列島北部、そして薩南の口永良部、硫黄島、黒島、竹島、湯瀬などのポイントが中心となる。
特に、タイガーシャーク遭遇率が7割を超える黒島のミノティラは、芽瀬が潜れない今となっては、最重要のサメ狙いポイント。ここでタイガーに会えなかったら、正直厄払いは意味が無かったかと覚悟を決めていた。
タンカー座礁事故もだが、前回ほどではないにしろ風が強い予報の日が多く、ポイント選択には苦労しそうだった。