2024.11.25
夢を見るなら ~宇治・草垣群島クルーズ~
見果てぬ夢
ワンエククルーズは海が楽しいのは当たり前で、このクルーズが人気なのは陸上での楽しさも大きいと思う。なぜならば、クルーズ中は海に入っている時間より陸上にいる時間の方が圧倒的に多いからである。離島での宿泊・観光、絶景温泉もあり、食事は絶対裏切らない名物料理を食べさせてくれる。ランチだって手を抜かずに暖かい地元の料理を提供してくれる。そして木村さんの強いリーダーシップ、かなこちゃんの笑顔と気の利いたサービス、快適で広い船、この全てが揃っているからこそこのクルーズを楽しめるのだと、改めて実感。取材で乗船すると僕自身の目線も変わってくる。
海が荒れるのはしょうがない、だからこそ人間が介入できるところに手を抜かない、そんな姿勢が数日間一緒にいるととても伝わってくる。
最終日、船は枕崎港に向けて一直線に走る。船の軌跡の向こうに夕日が沈んでいく。そしてめったに見られない水平線に沈む夕日をデッキで眺める。下では宴会が始まっていてわいわいととても賑やかで楽しそうな声が響く。そんな船上と夕日を見ながら楽しかった3日間を振り返る。自然と自分も笑顔になっていた。海はもちろん満足することなんてなく「もっともっと潜りたい!」という気持ちを持ちながらも、心は満たされているのだ。
このクルーズは心を充電させてくれるクルーズであると思う。
結果僕にとっては、癒し系のダイビングなのかもしれない
また来年、この海に帰ってくることが決まった。今度は自分で企画させてもらったフォトクルーズだ。ドリフトも気持ちよいけど、通り過ぎるにはもったいない素敵な景色がトカラにはたくさんある。そんな景色に足を止めて写真を撮ろう、そんなクルーズだ。早くも今から楽しみでならない。今回のメンバーも多く参加してくれそうだ。たった数日だけど、この海を一緒に過ごしたメンバーは何よりの宝だと思う。
「またワンエクで会おうね~」という言葉を皆で言い合い、このクルーズは終わりを迎えた。
人の欲求は尽きない、だからこそ新しい何かがそこから生まれていく、またワンエクで夢の続きを見に来たいと思う。