2025.02.01
トカラクルーズ 虎の穴修行編
4日目
ダイビングポイント
口之島赤立内側
口之島オドイの鼻
口之島赤立周辺は、トカラ列島周辺でも1,2を争うサンゴポイントらしく、僕は初めて潜ることになった。潜る前に木村さんが懸念していたが、昨夏の断続的な高水温の影響で、一部白化が進んでいるかも知れない。ということだったが、予想通り、かなりの規模でサンゴは白化している状態だった。
これも自然のサイクル。まだこの白化が落ち着き、サンゴが健全な状態に戻ってくれることを期待したい。しかし、この外洋ど真ん中のトカラにおいて、ここまでサンゴが繁茂しているとは思ってもみなかったので、正直に言って嬉しい驚きだった。また次のシーズンも注目しみたい。
そして、このサンゴポイントで、クロオビスズメダイを複数個体見かけたのも嬉しかった。自分史上最北のクロオビスズメダイ。東南アジアには、それこそワサワサといるスズメダイだけど、近年は沖縄方面でも見かけるようになってきた。そしてここトカラ列島までもやってきているとは…。まさに黒潮の恩恵なのでしょうね。
続けて潜ったのも、僕はお初となる口之島オドイの鼻。潜る前に「ここのイソバナは咲いていたらめっちゃ凄いです!壁の上から下まで、一面イソバナですよ!」と木村さんが話してくれた。適度にかかるカレントのタイミングも丁度良く、狙い通りイソバナは満開状態。キンギョハナダイの群れが、イソバナの山にかかる雲海のようで、また美しい。
「こんな景色がまだまだあるんだなぁ」と時間を忘れて撮影をしていた。トカラの島々のポテンシャルは、まだまだ計り知れないぞ!