2024.08.01
玄界灘の季節
撮影ネタの宝庫!水中写真家の写欲を掻き立てる玄界灘の魅力、小呂島レゴ特集
この海では、イサキウォールやソフトコーラルの群生だけを撮影するのでは無く、他の生物とのコラボが楽しめる。それが何を意味するかというと…以前にトカラは水中写真家泣かせの海と表現したことがあるが、玄界灘は水中写真家を喜ばせる撮影ネタの宝庫であり、それを撮影するチャンスに満ち溢れた海だということだ。
特に小呂島のレゴというポイントは、水深25mの砂地の海底にある、巨大なソフトコーラルが点在するリーフがある。キンメモドキが雲海のようにソフトコーラルを覆い、ワンポイントになってくれる白っぽいボディーのミノカサゴ、赤い彩りを添えるアカオビハナダイ等が、本当にタイミング良く泳いでいてくれる。
極め付けは、イサキウォールを背景に持ってくることもできるし、夏の透明度が良い時には、白砂を背景にして、明るいイメージの写真も撮影できる。
防波堤ブロックで組まれたスロープには、ソフトコーラルと海藻が混在し、小魚たちが群れる。ここでもまた撮影に時間をかけることができるため、ダイビング中ほとんど休む暇無く撮影が楽しめる海底環境があり、フォト派を大いに楽しませてくれる。
以下に挙げた写真は全てレゴで撮影
玄界灘のベストシーズンは短いが、とにかくフォト派にとっては、このレゴを筆頭に、撮影が楽しくて楽しくて、笑いが止まらなくなるようなポイントが目白押しなのだ。
まだまだ、ここに紹介仕切れていない魅力がある玄界灘、個人的には、特にフォト派なら一度は訪れる価値のある海として、自信を持って紹介できる海の一つと言える。