ワンエクロゴ

2024.11.25

夢を見るなら ~宇治・草垣群島クルーズ~

リクルーズ 写真・文 むらいさち

僕とワンエク

ダイビングの楽しみとは、大きく分けて2つあると思っている。ひとつは、非日常世界に入り込み穏やかな癒しを求めるダイビング。そしてもうひとつは、まだ見ぬ海に夢を求める冒険的なダイビング。そして、ダイバーの性格も違う気がしていて、いわゆる農耕民族と狩猟民族の違いのような・・・(汗)。
僕は当然、ひたすら癒しを求める農耕民族である。
が、時に男に戻って?アドレナリンを出して心逸るダイビングをしたいと思う時がある。
その気持ちを満たしてくれるのが、ワンエクのクルーズなのである。そう、男さちが見れる貴重な機会だ(笑)。

激流だった記憶があるが、日本とは思えないマダラトビエイの優雅な姿に心打たれる

初めてワンエクのクルーズに参加したのは、2019年の11月。写真家中村卓哉さんに誘われたのがきっかけだ。写真では見てはいたものの、「僕がこのクルーズに乗船して楽しめるのか?」「流れ凄いのでしょ?」「ゆるふわあるの?」などと多くの不安を抱えての乗船だった。その反面、初めての海へのワクワク感はとても高く、つねにドキドキしてこのクルーズを楽しんだのを覚えている。しかも調査クルーズだったので、僕らでほぼ貸し切りで潜るという貴重な体験をさせてもらった。

イソバナの大群生、どこまで行ってもイソバナが咲いており、とにかく驚いた

初めて潜る海、初めての光景、陸の不思議な景色に胸が高鳴りっぱなしだった。僕の中でのナンバー1クルーズだったかもしれない。
初めての水中オーロラ、初めてのタイガーシャーク、マンタ8枚の乱舞など、ビギナーズラックが続き、間違いなくこの海にはまった瞬間だった。

捕食中のマンタに遭遇、この時は周囲になんと8匹も!!

ありがたいことに、その年から今年まで毎年乗船することができ、たくさんの刺激とワクワクをもらっている。今この時でも、あの海に潜りたいと思っているほどこのクルーズに惚れ込んでいる。

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