大潮トカラクルーズpart3〜ワンエク航海記〜
こんにちは!
ワンエクガイドのかな子です。
今シーズンの大潮トカラも3回目を迎えました。大潮のタイミングでのトカラは手強く、過去2回のクルーズでも出港できない日があったりポイント選択に悩んだりしながらのクルーズとなりました。
その理由のひとつは潮の流れが読めない、からです。
大潮は一般的には干満の差が大きいことによって、潮の流れが速いことが多いのですが、普段から流れの速いトカラでは桁違いに早くなることと、逆に全く流れなくなることがあります。
それは時間によっても、ポイントによっても違います。
潮の流れが速すぎるとダイビングになりませんし、魚もいません。流れが無さすぎても魚はバラけてしまい、見どころがありません。
いつも、ちょうどよく流れててくれ〜〜〜と願いながらポイントに向かっているのです笑
そんな第3回目の大潮トカラクルーズ、激流にぶん流されたりちょうどいい流れのポイントを探して走り回ったり、相変わらず予定通りには行きませんでしたが、全日程出港、規定本数もクリアしたクルーズとなりました😊
今クルーズの目玉はなんといっても「黒島ミノティラ」。
昨年秋に新規開拓クルーズにて見つけたこのポイント。
見つけた時のエピソードはこちらから↓
http://sunslog.blog42.fc2.com/blog-entry-3201.html
混ざり合い群れる魚たちと戯れていると突然現れる大物。毎ダイブエキサイティングな出会いをもたらしてくれました。
他では見ることのできない光景を見れるポイントなので、私たちガイドも大好きです。
ただ、今年はなかなかタイミングが合わず行っても時化ていたり潮が速すぎたり。
今回やっと行くことができたのですが…..
半年誰も入らなかったミノティラは凄すぎました。
エントリーした瞬間、玉になっているウメイロモドキと壁になっているニザダイの群れ。その周りを悠々と泳ぐはタイガーシャーク。二匹。
昨年もタイガーとの遭遇率はかなり高かったため、ブリーフィングでも期待値が上がっていた矢先の出会い。
触れそうな距離まで寄ってくる美しい虎模様のサメに大興奮でした。
その後もニザダイの分厚い壁に囲まれながらたくさんのムレハタタテダイと遊び、ウメイロモドキを纏める20kgを超えるカンパチを眺め、その間にも遠目に私たちを観察するタイガーシャークと目が合う。
エントリーしてからエキジットするまでずっと魚に囲まれ続けたダイビングでした。
ファーストダイブから刺激が強すぎました。
ミノティラの海の様子はこちらをご覧ください↓
あまりにも初夏の硫黄島周りが面白すぎるので来年は硫黄島ロングクルーズを企画します。
新企画を追加した2024クルーズスケジュールは7月1日にご予約受付スタート。資料請求はブログの一番下をご覧ください😊
そんなトカラに到達する前から最高潮の盛り上がりを見せたワンエクチーム。
でもトカラもやっぱりすごかった。
芽瀬はやっぱり魅せてくれました。
水温は26度。温かすぎてサメなどの大物はあまり期待できないかもしれない、という気持ちを持ちつつエントリー。
でも、間違っていました。
エントリーした瞬間、カマストガリザメの群れに巻かれます。ツムブリの大群を引き連れて現れ、胸ビレを尖らせてこちらを観察します。
ちょっと気を引くと角度を変えてこちらに突っ込んできた時には若干の恐怖心が出るくらいに、やる気満々でした….。
カマストガリザメがふっと離れた瞬間にはキハダマグロの大群が。パツパツに張った体を振ってすごいスピードで行ったり来たり。
そしてその奥には、一番いるはずない、と思っていたサメの姿が現れたのです。
ハンマーヘッドシャークが群れで泳いでいました。あの独特の泳ぎ方で左右に体を揺らしながらこちらへ向かってきます。
キハダマグロとハンマーの群れが同時に現れた時には思わず頭を抱えました笑
やっぱり芽瀬も大好き😊
この日の芽瀬の様子はこちらから↓
ちなみにこれが最終日。始まりも終わりも最高に楽しいトカラクルーズでした。
今回も、予想外の状況でも笑って楽しんでくれるゲストの皆さまと過ごせてとっても楽しかったです!ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました😊✨
今回のトカラクルーズで上半期の鹿児島クルーズはおしまい。
明日から福岡に向けて縦走クルーズのスタートです。そして、夏は玄界灘のシーズンに。
3、4月の春のトカラの面白さを体感し5、6月の初夏のトカラも侮れなかった。硫黄島の奥深さも改めて実感。
毎クルーズゲストの皆さまとよく笑い、よく食べ、よく飲み語らい、充実した時間を過ごすことができました。
そんな楽しすぎたトカラクルーズ初夏編、木村が気合いを入れて総集編を作成しました!
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2023.06.22後藤 かな子