トカラ縦走クルーズ下り~ワンエク航海記~
皆さま、こんにちは。
ワンエクガイドのかな子です。
いよいよ始まりました。ワンエク2024レギュラーシーズン!
私たちガイド陣も待ちわびていた春のトカラ。
初日からその期待に応えてくれました。
開幕にふさわしい、これ以上ないべた凪の中ワンエクを走らせます。
1本目は口永良部島、野崎。
昨年も魅せてくれたポイントです。昨年の記事はこちら。
潮は潜りやすく緩め。潮上でしばらく待っていると、サメたちが様子を見に来ます。
そして、しばらくするとこの時期の風物詩、マダラトビエイの群れが!
優雅に舞う姿に見惚れます。
その後もカマストガリザメ、ハンマーなどがうろうろ。終始周りが気になるダイビングでした(*^-^*)
2本目、3本目は大本命、芽瀬。
全員を惚れさせましたね( ̄ー ̄)
エントリーしてすぐ、カマストガリザメに囲まれます。
ガイド陣も過去最高か!?というくらいの数。距離感も近くてちょっとビビります。
カマストガリザメをかき分けると、なにやら白く光るものが複数.視界に…..
ハンマーヘッドシャークの大群です!
上から下まで全部ハンマー。しかも複数の群れが入り乱れています。
この時期!そう!これなんです!!
これが春のトカラ!!
しばらく流すとまたハンマーの大群。時々巨大な単体ハンマーが私たちを見に来ます。
この時期、凪いでさえいれば最強なんだよなぁ~(笑)
芽瀬中毒者続出のダイビングとなりました。
今回のクルーズで特筆すべきは、「メンバーみんなの生き物に対するアプローチが最高だった」ということです。
誰も魚を追いかけず、群れに突っ込まず、海と仲間への敬意を持ちながらダイビングを楽しんでいました。
私たちはクルーズに参加した全員が楽しむこと、を大事にしています。誰かだけ、ではなく全員が、です。
それは私たちからの声掛けだけではなく、ゲストの皆さんにそれぞれ意識をしていただき、初めて実現することができます。
昨年はなかなかうまくお伝えすることができず、もどかしさを感じることもありましたが、今年は私たちのポリシーをわかりやすく伝えたい!という思いで、まずはブリーフィングを作り直しました。
そこでお伝えしたポリシーに共感していただいたことが、今回の気持ちのいいダイビングに繋がったのだと信じています。(もちろん元々意識していただいている方ばかりですが^_^)
まだまだ試行錯誤中ですが、私たちの思いが伝わるように頑張ります!
春のトカラはいつも凪ではありません。
毎クルーズ、変わりやすい海況とにらめっこしながらルートの計画を立てています。
今回は最終日が爆時化予報。1日早く奄美大島に入港することを決めました。
翌日は奄美ランドツアー!
マングローブでカヌーしたり、
南部でマグロ食べたり、
黒糖焼酎れんとを作っている工場を見学したり、
盛り沢山でとっても楽しかったです\(^o^)/
打ち上げではゲスト同士でこんな会話が(笑)
「何が一番楽しかった?」
「陸!」
( ´艸`)
海も陸も全力で楽しみ、「クルーズ」を楽しんでもらう。それがワンエクスタイルです!
最高のスタートを切った、2024シーズン。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
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2024.03.23後藤 かな子